【行事名】
秋の野山探検 どんな実・花・虫に会えるかな
【日 時】
2013年9月15日(日)9:30〜11:30
【場 所】
武豊町別曾池公園とその周辺
【天 気】
曇り
【担 当】
鈴木樹、畑中
【参加者】
一般 2人(大人1人 子ども1人)
指導員(鈴木樹、榊原正、森田博、畑中、畠)
【内 容】
台風18号(16日朝豊橋付近に上陸し、列島を縦断)が接近していて強い風と共に時折強い雨がたたきつける怪しい天気であったが、幸いスタート時には雨がやみ、途中ボーと日が射すやら、そのまま終了まで降雨に合わずに済んだ。
参加したお子さんはトカゲや蛙が大好きな小学二年の女の子。別曽池の水位が下げられ土の部分が露出。容易に水際まで行けて、魚やオタマジャクシが見られ大喜び。さらに草原へ登って来たヌマガエルを手で捉えて皆さんに見せるほどであった。
クズ、ハギ、サルスベリのピンクの花が目立つ。コナラ、ハンノキ、ミツバアケビ サルトリイバラ、ハゼ、ノブドウ、カクレミノなどが実を付けていて秋を一層感じさせる。
例年ひそかな期待をもってそっと足を運ぶ場所がある。果たして・・・今年も太いしっかりした茎が伸びてその先にピンクの花筒を付けた、丁度マドロスパイプを吸い口側を下に地面に付き刺したような形のナンバンギセルを見つけた。生育場所を狭められ、狭められてきただけに、「ああ今年もここに生えていてくれた」と大感激。
ウラギンシジミやキチョウが飛び交い、ウスバキトンボが草地の上を群れていたりして、秋を十分に感じた観察会でした。この環境がいつまでも続くことを願うばかりです。 畠(記)
【観察した動植物】
<植物> ヤシャブシ、ヒメヤシャブシ、ミツバアケビ(実)、ハンノキ(実)、サンキライ(実)、ノイバラ、ハゼ(実)、コナラ(実)、ナンバンギセル、アキノノゲシ、ママコノシリヌグイ、キツネノマゴ、マツヨ イグサ、ニシキギ、アザミ、ヨウシュヤマゴボウ、アオツヅラフジ、ゴンズイ、ハギ、クズ、ノブドウ、ヌスビトハギ、イノコヅチ、アメリカアサガオ、アメリカセンダングサ、ヤマノイモ、ヘクソカズラ、ヌルデ、アメリカミズキンバイ、ヒヨドリバナ、メドハギ、ニシキギ、オオニシキソウ、ノアズキ、ススキ、セイタカアワダチソウ、 ほか
<昆虫> キチョウ、ウラギンシジミ、コミスジ、モンキアゲハ、スズメガの仲間、ルリシジミ、ナミテントウ、ツチイナゴ、バッタ類、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ
< 鳥 > アオサギ、メジロ、ヒヨドリ ほか 以上
【観察会の様子】
【左】止むのか降るのかはっきりしない中で始めのお話 【右】別曽池の水辺に近づいて…
【左】指導員が期待していた
ナンバンギセル
←クリック 【右】大好きな蛙をつかまえて。大きなトノサマガエルは逃げられた…
【観察会の様子-追加】
【左】キイロスズメの幼虫。ナンバンギセルの近くで見つけた 【中】レンズ付き観察器で草の実を観察 【右】ノアズキ
【左】ナガコガネグモ…腰より低い位置に網を作る 【中・右】ヌルデの巻いた葉の中の虫…観察後、調べたが不明
【左・中】トンネルの垂直壁のクモの巣とその中のクモ…これも不明 【右】葉の裏のクモの赤ちゃんのかたまりと親…これも不明
【中】のクモ→ヒラタグモでした(2013.11.5 会員村井氏からの連絡で判明)
【左】ツチイナゴ(幼体)。クズが大好き 【中】ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)…休耕田にて 【右】雨は降らなかった(^o^)。終わりのお話
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