【行事名】 灯火に集まる虫を見よう       ●武豊ブロック主催

【日 時】 2013年8月24日(土)19:30〜21:00
【場 所】 武豊町 老人福祉センター前(武豊町自然公園入り口)
【天 気】 曇り
【担 当】 畠、伊藤伸
【参加者】 一般 一般 19人(大人8人 子ども11人)
       指導員 平松俊、鈴木樹、榊原正、畑中、伊藤伸、古川、畠
【内 容】
「日照り続きで一雨欲しい」と切実な願いの時ではあったが、よりによって観察会の今日が雨。しかし夕方には“いつ降ってくるか”と気のもめるような雲行きではあったが、一応雨は上がって実施となりました。
 19時、夜間採集セットの設置を終わって点灯。さっそくコガネムシ類、小さい蛾の類が集まって来ました。参加者も車で次々にやって来て賑やかになりました。
 19時半、開始の挨拶と注意事項を伝え、まずは自然公園ナイトハイクに出発。木にいる虫を探しながら展望広場へ。途中で全員がライトを消して、周りが何も見えない“森のまっ暗闇”を体感。その不気味さに皆さん一瞬シーンとしてしまいました。
 展望広場では秋の虫達が盛んに鳴いていたし、カマキリやコクワガタも見つかりました。 展望台に上がってみたら、常滑の花火、四日市の花火、中部空港を離着陸する飛行機の光が見え、楽しめました。
 一周して戻ってみると、灯火に集まった虫達、居るは、居るは、白いスクリーンいっぱいにびっしり。みどり色が鈍く光るアオドウガネ、大型の蛾シンジュサン、小型のメイガ、シャクガ、ほかにヒメバチ、カメムシなどなど。解説をしながらそれらをじっくり観察しました。
 こんなにも多くの虫達が、私達の周りで一緒に暮らしていることに改めて感心しました。
 解散後、希望者にクロマドホタルを見てもらおうと、生息地を通って帰るルートを行きましたが、今年はなぜか見当たりませんでした。
(記: 畠 )      
【観察できた虫たち】
<ナイトハイクで気づいた虫>
 コクワガタ、カブトムシ、アオドウガネ、ユミアシゴミムシダマシ、セアカヒラ、タゴミムシ、シンジュサン、トビイロトラガ、フタトガリコヤガ
 ショウリョウバッタ、ヤブキリ、ウマオイ、クツワムシ、マツムシ、カネタタキ、アオマツムシ、カンタン、ハラビロカマキリ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、コオロギ(エンマ、ツヅレサセ、オカメ、ミツカド)ウスバカゲロウ
<灯火に集まった虫>
 アオドウガネ、ヒメコガネ、ヒメカメノコテントウ、ツヤアオカメムシ、セアカヒラタゴミムシ、ムラサキオオゴミムシ、ミナミアオカメムシ、チャバネアオカメムシ、ケシキスイ類、ツチカメムシ類、ナガカメムシ類、イボバッタ
 キイロスズメ、ゴマフボクトウ、メイガ類、シャクガ類、ヤガ類などガ多種類
 ツマグロヨコバイ他ヨコバイ類、ウンカ類、グンバイウンカ類、ヒメバチ類、コマユバチ類、ハエ類、ガガンボ類、ユスリカ類、ゴモクムシ類、ハネカクシ類、クサカゲロウ類

【観察会の様子】

【左】受付時刻は、もう、すっかり暗い   【右】ナイトハイキングの一場面


【左】ナイトハイクから帰って、灯火に集まった虫を説明 【右】終わりのお話


【灯火に集まった虫】

【左】ゴマフボクトウ(何匹も来ました)    【中】コマユバチ類      【右】エダシャク類


【左】シャチホコガ類        【中】トビイロトラガ        【右】フタトガリコヤガ


【左】ミナミアオカメムシ?(暖地系のカメムシで知多半島でもよく見るようになった)  【中】ムラサキオオゴミムシ  【右】キイロスズメ



【上2枚】シンジュサン:大型の蛾(ガ)。運がいいと見ることができる。本日の参加者は運がいい
      指導員が駐車場の街灯の周りで飛んでいたところをつかまえた



【左】ウラギンシジミのさなぎ。指導員が幼虫から育てたものを持参。枝は藤。
背中にスペードのマーク…これが普通? 【右】さなぎを観る指導員…開会前



【上】観察会終了後。クロマドホタルの生息場所へ行く
      残念ながら今夜は光を確認できなかった

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