【行事名】 春の野山探検 どんな花・どんな虫に会えるかな       ●武豊ブロック主催

【日 時】 2013年4月 7日(日)9:30〜11:30
【場 所】 武豊町別曾池公園とその周辺
【天 気】 晴れのち曇り
【担 当】 鈴木、古川
【参加者】 一般 7人(大人5人 子ども2人)
     (指導員:榊原正、鈴木樹、森田博、畑中、伊藤伸、畠(記))
【内 容】
 昨日の暴風警報まで出た「春の嵐」が去って今日は風が強いものの晴れて、まずまずの観察日和。開花が早かった今年のサクラがなごりのはなびらを散らしている。本日のコースと予定時間、見どころを伝え、さあ出発。
 サクラの花のおしべ、咲いたときは白、時間を経るに従ってピンク色に変わって行く。確かに白とピンクが有り、ピンクのものは花びらに勢いがない。「ピンクになるのは、もうここは受粉済みだよ という虫達へのサインだ」という話もあるが根拠は定かではない。
 中央道をくぐる手前の草原には、生まれて間もないバッタの赤ちゃんがピョンピョン飛び跳ねて可愛かった。イタドリも高くて40cmぐらいでまだ柔らかい。
 中央道の西側に出ると、高く伸びたハンノキの梢でホウジロが盛んにさえずっている。「イッピツケイジョウ ツカマツリソウロウ」とか「イッチブニシ マケタ」とか鳴いている。あまりに澄んだその声にしばしみなさんうっとり。
 斜面に小松が群生している。葉先を手のひらで突いても痛くないので、これはアカマツ(女松)だ。枝が同じ高さの位置から3〜4本、3〜4方向に出ている。それが間をおいて何段かある。実はこの段数でその松の年齢が分かる。3段なら芽を出して3年、5段なら5年生と確認できる。群生中の最年長は8段であった。
 黒紫のミツバアケビの花、黄色の葉と花芽が伸び出したサンキライ、タチツボスミレやヒメオドリコソウなど春の花を見ながら進んだ。今から80年前に行われた別曽池増改築の記念碑前で参加者一同の写真を撮って出発点に戻った。出発時より寒くなった。
【観察した動植物】
<植物>カラスノエンドウ、スギナ、ムラサキサギゴケ、セイヨウカラシナ、タネツケバナ、ヒサカキ、セイタカアワダチソウ、タラ、コバノミツバツツジ、オオイヌノフグリ、ワラビ、ゼンマイ、シロツメクサ、オニノゲシ、イタドリ、ムラサキケマン、ニガナ、ニホンタンポポ、セイヨウタンポポ、コシダ、ギシギシ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、スミレ、キウリグサ、スズメノヤリ、ヤシャブシ、ヒメヤシャブシ、ヒメオドリコソウ、ミツバアケビ、ハンノキ、スイバ、サンキライ、ツチグリ
<昆虫>キチョウ、ルリシジミ、ナミテントウ、バッタ類、ベニヘリテントウ
< 鳥 >ウグイス、シジュウガラ、コゲラ、メジロ、ホオジロ、ヒヨドリ 他     以上
【観察会の様子】

【左】担当さんからの始めのお話          【右】タラの芽を採集


【左】記念碑への道(探検) 【右】今日のお土産(ウラジロのお馬さんも)



【左】アケビの花    【中】ゼンマイ    【右】ベニヘリテントウ


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