【行事名】 木の実、花、虫ウォッチングで秋をいっぱい感じよう

【日 時】 2011年 9月11日(日) 9:30〜11:40
【場 所】 武豊町別曾池公園周辺
【天 気】 晴れ
【担 当】 畠、鈴木
【参加者】 一般 大人5人 子ども1人
      (指導員:鈴木樹、田中和、竹内秀、原、榊原正、古川、畠(記))

【内 容】
 風が少々あったものの陽は強く残暑の厳しい日でした。「ちょっと視点を変えて見る」意味で、いつもとは反対の反時計回りでコースを回ることに。  池沿いの道を北に進んでまずはアレチヌスビトハギ。今年は随分と勢力を拡大していて、いつもは草原でバッタ類が沢山見られるところが、一面このハギが覆い尽くしている。外来種は強い。 少し進んで道路下の池を見ると、岸辺の水中に何やらブヨブヨしたヘチマのような形のものが目にとまった。ヘチマとは違う。「トウガンの表皮が腐り落ちて中身だけが浮いているのでは?」「中に黒い点々があるが?」と言いながら近づいた。蛙やオオサンショウウオの卵の塊?でもなさそう。「何だろう。初めて見た」と、得体の知れないものをあちこちに発見し、想像力豊かに大いに盛り上がった。
 藤原定家に因んだテイカカズラ、甘い香りのクズの花、稲穂の上を群れ飛ぶウスバキトンボ、赤紫のゴンズイの花、黄色あざやかヒレタゴボウ、白花・緑の実のタカサブロウ、薄ピンクのキツネノマゴ、そして今年も会えたナンバンギセル等々。秋は確実にそこに来ていました。
 謎の物体について、帰宅後早速参加者の方がI―Netで調べてくれました。「北アメリカ東部原産のオオマリコケムシという虫の群体。水中の微生物や有機物を食べ、寒天質を多量に分泌する」ということがわかりました。
【観察した動植物】
 植物…クズ、ヤマハギ、ヒヨドリ、ゴンズイ、ヤマノイモ、オオバ&ヒメヤシャブシ、アケビの実、ママコノシリヌグイ、ウド、ナンバンギセル、イノコズチ、キツネノマゴ、ヘクソカズラ、ヤマブドウ、アレチヌスビトハギ、ヨウシュヤマゴボウ、センニンソウ、フジバカマ、マツヨイグサ、ウルシ、ハゼ、ヌルデ、
 昆虫…クサキリ、ハナアブ、ハグロトンボ、ウスバキトンボ、マユタテアカネ、アオカナブン、コアオハナムグリ、ホタルガ、ジャコウアゲハ、ナガサキアゲハ、キチョウ、モンキアゲハ、イチモンジセセリ、コミスジ、セグロアシナガバチ、オオスズメバチ、コガタスズメバチ、フタモンアシナガバチ、イトトンボ4種、クツワムシ、アオマツムシ
 鳥……ハシブトカラス、カワウ、ムクドリ、ヒヨドリ、アオサギ

【観察会の様子】

【左】始めのあいさつ  【右】オオマリコケムシ…ここでは初めて見ました


【左】ナンバンギセル…ことしも元気でした 【右】かたくてしっかりしたキノコ


【様子-その2】
始めから終わりまで撮った順番に並べた写真69枚があります→ここ(クリック)
※オオマリコケムシは早い段階での発見や
りっぱなキノコや昆虫の様子も分かります

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