【行事名】 干潟の生き物 (干10:48) 美浜町環境保全課主催 

【日 時】 2013年7月21日(日) 09:30〜11:30
【場 所】 集合:美浜町奥田農協P 9:30
【天 気】 晴れ
【担 当】 森田博、森田琢
【参加者】 一般26名 (大人13名、子供13名)
      (指導員3名:森田博、森田琢、門脇)

【内 容】 参議院議員通常選挙当日と重なり参加者の出足がやや遅くなりましたが、例年と変わらず沢山の参加者が集いました。
 当日は同じ場所でJAF主催の観察会(協力:降幡、中井康)も重なり、総勢約90名(40家族程)が合流して進めました。
 山王川河口干潟では堤防から双眼鏡を用いてチゴガニのウェービング観察、シオマネキやイソガニの観察、ヘナタリ、ウミニナの観察をしました。
 観察中、船を係留した欄干の下に大量のハスノハカシパン(写真)が折り重なっている状況に驚きました。

 奥田海岸砂浜干潟へ移動後、危険な生きものについての注意事項と子どもたちへの安全の気配りをお願いして観察会を続けました。
 タマシキゴカイの卵塊、ミズクラゲ、ヤドカリ、タイワンガザミ(死骸)、イシガニ(死骸)の採集と観察を皮切りに、遠浅の沖や堤防沿いへ観察の場が
 広がるにつれ魚類、エビ類など採集が難しい生きものが次々と用意した展示バットの中に増えていきました。
 炎天下での観察会でしたので11時過ぎには招集をかけ、分かちあいを始めました。
 コウイカ、ヨウジウオ、ホウボウの稚魚らしきもの、クロシタビラメ、コブヨコバサミなどは形態も珍しく誰もが関心をもってくれました。
 予定した定時に採集した生きものはリリースして観察会をおえました。今回は全般に亘ってCCNCの取材もありました。
(記・森田琢)

【観察した生き物】
◎海藻
 
アナアオサ、アマモ
◎魚類
 
ヒメハゼ、ギマ、ナベカ、コチの仲間の幼魚、クロシタビラメ、ヨウジウオ
◎イカ類
 コウイカ
◎カニ、エビ、ヤドカリ類
 
チゴガニシオマネキ、タイワンガザミ(死骸)、イシガニ(死骸)、ガザミ(死骸)、イソガニ、ヒライソガニ、タカノケフサイソガニ、マメコブシガニ
 エビジャコ
 ケアシホンヤドカリ、コブヨコバサミ
◎貝類
 
ヘナタリの仲間、ウミニナの仲間、ツメタガイ(殻)と卵塊(砂茶碗)、アカニシ(殻)と卵(ナギナタホウズキ)、イボニシ、ヒザラガイ
◎イソギンチャク類
 
タテジマイソギンチャク、ヨロイイソギンチャク
◎ゴカイ類
 
タマシキゴカイと卵塊、イソメ
◎クラゲ類
 
ミズクラゲ(ヨツメクラゲ)
◎その他
 
ハスノハカシパン
◎鳥類
 
カルガモ、コサギ

【観察会の様子】



【左】山王川河口干潟でチゴガニ観察     【右】チゴガニのウェービング


【左】奥田海岸砂浜干潟      【右】採集した生きものの解説(分かちあい)


【観察会続き】

山王川 河口干潟

【左】受け付け(奥田農協P)   【中】山王川樋門と河口干潟   【右】ヘナタリ・ウミニナ、シオマネキなど


【左】ヒライソガニ   【中】ハスノハカシパン   【右】カルガモの群れ

奥田海岸 砂浜干潟

【左】危険な生きものについて   【中】遠浅の砂浜海岸   【右】砂浜海岸での採集


【左】タイワンガザミ(死骸)   【中】ガザミ(死骸)   【右】マメコブシガニ


【左】ヒライソガニ   【中】ヤドカリの群生   【右】コブヨコバサミ


【左】コチの仲間(マゴチ?)の幼魚   【中】ヒメハゼ   【右】クロシタビラメ


【左】ヨウジウオ   【中】ギマ   【右】コウイカ


【左】分かちあい   【中】分かちあい   【右】タマシキゴカイ(卵塊)


【左】タマシキゴカイ   【中】イソメ   【右】ツメタガイ(殻9と卵塊(砂茶碗)


【左】アカニシ(殻)   【中】アカニシの卵(ナギナタホウズキ)   【右】イボニシ


【左】ヒザラガイ   【中】タテジマイソギンチャク   【右】


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