【行事名】 企業緑地の生き物観察(出光興産)  ●知多市環境政策課

【日 時】 2013年7月31日(水) 9:30〜11:30
【場 所】 知多市南浜町 出光興産(株)愛知製油所
【天 気】 晴れ
【担 当】南川 大野
【参加者】一般 51名(大人25名 小人26名) 知多市環境政策課 2名 出光興産(株) 若干名
   (指導員:降幡 伊藤岱 吉房 沖田 小島 平田 中井康 南川 大野)
【内 容】
 事務所1階で受け付けと参加者への名札の配布がありました。3階のホールで企業の簡単な説明と緑地の生き物、観察についての諸注意がありました。指導員の自己紹介の後、7班に分かれて緑地の観察に向かいました。
 夏休み期間の平日なのでお父さんは少なかったのですが、もう1世代上のお父さんの参加もあってヴァライティーに富んだ顔ぶれでした。下見の時は見つからなかったカブトムシも2度の雨で羽化の条件が整ったのか姿を見せて子供さん達を喜ばせました。その代償言いましょうか蚊も多くて子供さん達の顔が襲われて困りました。虫よけスプレーを塗るようにとの注意もありましたが目、口、鼻の周りは控えがちになります。もう少し具体的に注意すべきであると反省しました。
 森の入口には保護地から飛び出したミゾコウジュが通路の側に生えていますし、生い茂った草の中にはショウリョウバッタがたくさんいて簡単に指でつかめました。森の中のポイントは何と言ってもシマトネリコ。シマトネリコはカブトムシやセミの集まる木で、樹液を吸われた跡が模様のようになって樹皮に残っていました。通路に近い木よりも茂みの少し奥にある木にカブトムシがよく見つかりました。
 蚊の襲撃から逃れて森を出るとカンカン照りの夏空。バッタの飛び交う芝生の中を事務所前まで戻り、集合写真を撮ってから解散しました。(記・大野)
【観察した生き物】
◎植物
 シマスズメノヒエ、アカメガシワ、ヒナギキョウ、シロツメクサ、ミゾコウジュ、アケビなど
◎昆虫
 アオスジアゲハ、アゲハチョウ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、モリチャバネゴキブリ、カブトムシ、キマワリ、コガネムシ、カナブン、トラフカミキリ、マメコガネ、アブラゼミ、クマゼミ、エンマコウロギ、オンブバッタ、ショウリョウバッタ、カマキリミノガなど
◎鳥
 ハシボソガラス、ヒヨドリ
◎その他
 ナメクジ、ゲジ、ムカデ、ダンゴムシ、カタツムリ
【観察会の様子】
 
【左】開会式      【右】企業の取組を紹介

 
【左】 班分け      【右】バッタの仲間、観察


【観察会続き】

最後に笑顔で記念写真


【左】ショウリョウバッタ見つけた         【中】森の中に入りました         【右】カブト、ゲットしたよ


【左】森のゴキブリがたくさんいました       【中】明るいところにマメコガネがいました       【右】カナヘビはかわいかったです


【左】樹の上で夫婦仲良く食事中       【中】雄のカブトムシ       【右】ハチに似たトラフカミキリ。愛し合っています


【左】マメコガネも愛し合っています         【中】アブラゼミ雌の抜け殻        【右】エンマコウロギの幼虫?、♂


【左】アカメガシワについたミノガ(みのむし)      【中】蓑の中にいた幼虫       【右】ナメクジ


【左】準絶滅危惧種のミゾコウジュ     【中】アケビ(鳥が種子を運んで生えたもの?)     【右】どこにでも見られる可憐なヒナギキョウ


身近な花、シロツメクサ(外来)


【参考】シマトネリコに集まるセミ…今回の観察地ではありません…民家の植木


【左】シマトネリコに集まるセミ  【右】根もと近くでもとまっていました

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