【行事名】 昆虫とオオケマイマイ 主催 東海市施設管理協会 

【日 時】 2022年07月02日(土) 09:30〜12:00
【場 所】 集合:しあわせ村玄関前
【天 気】 晴れ
【担 当】 吉川洋、浅井一
【参加者】 一般6家族20名 (大人8名、子供12名)
      (指導員6名:浅井一、榊原正、田中央、降幡、森田琢、吉川洋)
【内 容】
 昨日は気温40℃に迫る猛暑日、今日はやや落ち着いて心地よい風が吹いていました。今回は色々なカタツムリを探す観察会です。梅雨明け(6/27)後の下見ではオオケマイマイなど数匹を確認できましたが、乾燥した日が続いたので多数のカタツムリ類は難しいと考えていました。
念のためあらかじめつかまえて飼育しておいたオオケマイマイ、イセノナミマイマイ、ナミコギセルを紹介して観察開始。オオケマイマイの生息地まで行く間に、木の幹や葉の裏、石などの壁にいるカタツムリを探して、子どもたちは大小数匹のイセノナミマイマイを見つけてくれました。
その他のカタツムリ類は途中ではなかなか見つけられず、動いているナミコギセルはほとんどの子は見つけられませんでした。事前に数匹はいることを確認していたオオケマイマイは日陰の石垣・生息地で岩の下に隠れてるオオケマイマイヲ次々に見つけてくれました。さすが子どもたちの目線です。
捕虫網を持って行動していた子どもたちは、木の葉を食べてる芋虫類、木陰を飛び交うアゲハチョウ、水辺のトンボ、木々にぶら下がっているセミの抜殻、コナラの樹液に集まるカナブンやハチたち、大木の割れ目に隠れるコクワガタなどにも眼を奪われていました。
観察の工程では子どもたちが動き回り、指導員も引きずられて集団がバラバラになる傾向が出たのは反省点でした。大人向けには葉書の樹タラヨウ(多羅葉)、クチナシの花の香り、ネムノキの花の美しさと子守歌などを話題にしました。
園内を一周して空調の効いた施設内のイスのあるところでまとめをしました。カタツムリをどの子もとることができ、アオスジアゲハやイモムシ(スズメガの幼虫、ハマキガの幼虫)や、カナブンなどもとれて満足そうな子どもたちの姿がありました。どの子も楽しかったと答えてくれたのが嬉しかったです。
(記・森田・吉川)

【観察した生き物】
◎植物
アオギリ(開花)、クチナシ(開花)、ネムノキ(開花)、タラヨウ、シロヤマブキ(結実)
◎陸生巻貝
イセノナミマイマイ(生体、幼体)、オオケマイマイ、ナミコギセル、ナメクジ
◎昆虫
ナミアゲハ、アオスジアゲハ、ビロードスズメ(幼虫)、フタトガリアオイガ(幼虫)、コシアキトンボ
ニイニイゼミ(抜け殻、鳴き声)、クマゼミ(抜殻)、アブラゼミ(抜殻、鳴き声)、キマダラカメムシ(若齢幼虫)
コクワガタ、ハナムグリの仲間
タイワンタケクマバチ
オオカマキリ(幼体)、ショウリョウバッタ(幼体)、エンマコオロギ(幼体)
チャバネゴキブリ
◎その他
オカダンゴムシ、ヤスデの仲間、カナヘビ

【観察会の様子】



【左】オオケマイマイ探し     【右】木の葉の上のオオケマイマイ


【左】樹の幹のイセノナミマイマイ      【右】カタツムリの様な大仏の螺髪(らほつ)も右巻き


【観察会続き】

観察会周辺の景観

【左】公園駐車場 アオギリ(開花)   【中】しあわせ村 玄関   【右】林に囲まれた「ヤカン池」


【左】クチナシ(開花)   【中】園芸種 デイ・リリー (開花)  【右】ネムノキ(開花)

観察の様子

【左】受付   【中】開会   【右】観察会スタート


【左】キョロキョロ虫探し   【中】最後列は遠くなり   【右】「ヤカン池」半周


【左】オオケマイマイが居そうな雑木林   【中】コクワガタ見つけた、逃げた   【右】今日のまとめ

観察した生きもの

【左】フヨウの葉を食べるフタトガリアオイガ(終齢幼虫)   【中】フタトガリアオイガ(若齢幼虫)   【右】ヘビに似たビロードスズメの幼虫


【左】子どもたちが格闘して捕らえたアオスジアゲハ   【中】クマゼミ(抜殻)   【右】抜殻 脱皮失敗


【左】キマダラカメムシ(若齢幼虫)   【中】エンマコオロギ(幼体)   【右】タイワンタケクマバチ


【左】ハナムグリの仲間   【中】イセノナミマイマイ(幼体)   【右】樹上のイセノナミマイマイ(成体)


【左】オオケマイマイ   【中】岩の間のオオケマイマイ、ヤスデの仲間と一緒に撮れた   【右】枝先のオオケマイマイ


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