【行事名】 「須賀川の生きものに会おう」  ●東浦町環境課主催

【日 時】 令和4年8月6日(土) 9:30〜11:30
【場 所】 集合:藤江コミュニティセンターP
【天 気】 晴れ
【担 当】 田中央、水野恭
【参加者】 一般:32名
             (指導員:浅井一、小田、門脇重、桑原、榊原正、竹内秀、田中央、降幡、南川)
【内 容】
 夏の暑さ真っ盛りがひといきついたような感じで、雲の広がる晴れで風の吹くちょうどいい陽気の日となった。コロナの陽性者数は依然として高止まりではあったがたくさんの申し込みがあり、例年通り須賀川で生き物観察会ができた。
 親子で参加した小さな子どもから大人まで川の中に入る。思ったより水温が低いと感じたようで、「つめたーい」という声が聞かれた。指導員から教わったとおり、足を使い、タモに生き物を追い込み採取していた。何度も参加しているようでタモや追い込み方が慣れて上手な親子もいた。7月中に大きな雨が2回降ったので生き物がいるか心配したが、夢中になって色々な生き物を採取でき1時間ほどの最終時間はあっという間に過ぎた。大きなギンブナが2匹もとれたが、水槽まで持っていくと弱りそうなのでタモの中で観察したりさわったりして逃がした。
 採取した生き物は指導員が用意した水槽に入れ、名前や特徴について、解説をした。知多半島で見られるものがおおむね捕らえることができていた。ナマズは須賀川での捕獲は初めてだと思われた。アメリカザリガニが1927年に20匹ほど食用ガエルの餌として持ち込まれたものが100年足らずの間に北海道と西表島以南をのぞくほとんどの場所に広がってしまったことや、ペットとして持ち込まれたミシシッピアカミミガメが、日本在来の生き物を脅かしているといった話もされた。
 小学生の年代のみなさんの中には詳しい子がいて、よく似ているタモロコとクチボソの区別の説明をしていて将来が楽しみと感じる場面もあった。  (記:竹内秀)

【観察できた生き物】
<魚類>ギンブナ(30センチ弱)・ウキゴリ・タモロコ・カマツカ・クチボソ・タイリクバラタナゴ(外来種)・ナマズ・ドジョウ・ヌマチチブ
<甲殻類>シナヌマエビ(外来種)・チュウゴクスジエビ(外来種)・テナガエビ・モクズガニ・アメリカザリガニ(外来種)
<は虫類・両生類>ミシシッピアカミミガメ(外来種)・ヌマガエル
<こん虫>ハグロトンボ・シオカラトンボ・アブラゼミ・クマゼミ・ヒメガムシ・アメンボ・
<その他>ナガエツルノゲイトウ(特定外来生物)、アレチウリ(特定外来生物)

【活動の様子】

【左】始めの挨拶とお話          【右】手慣れた様子でガサガサ


【左】きれいなミニ水族館で生き物の説明  【右】説明用に水槽に分ける

【活動の様子-追加】

【左】観察場所の須賀川  【中】家族で協力   【右】大きなギンブナ


【左】ちょっぴり深いところも    【中】ナガエツルノゲイトウの花
【右】終了後、バケツに残った花模様(ケシ科の種のケースの蓋とのこと)


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